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水槽用クーラーの選び方|海水水槽の水量と夏の暑さで決める

水槽用クーラーの選び方|海水水槽の水量と夏の暑さで決めるのアイキャッチ
水槽用クーラーは、水の量と夏の部屋の暑さで選びます。

クーラーは、海水水槽の初期費用の中で、いちばん高い道具です。わたしは、ゼンスイのZR-75Eを80,000円で買いました。

この記事は、メーカーの公式の仕様と、調べた情報をもとに、クーラーの選び方をまとめたものです。わたしがどの水槽に使っているか、なぜこの機種にしたかは、ここには書いていません。

このページでわかること
  • 水を冷やす3つの方法と、海水で気をつけること
  • メーカーの表を使った、冷やせる水の量の見かた
  • 大きさのほかに見るところ(ホース・ヒーター・置き場所)
  • 電気代の計算と、値段のばらつき
目次

1. クーラーは、なぜ必要なの?

80,000円 わたしが払った、クーラーの代金です。立ち上げ当初の費用187,000円の約43%、いまの設備の費用227,000円の約35%にあたります。

夏は、部屋の温度が上がると、水槽の水温も上がります。水温が上がると、水にとける酸素が減り、魚が苦しくなると言われています。海水の魚やサンゴは、水温の変化に弱いとも言われています。

わたしの水槽は、水温25.0℃、比重1.024で管理しています。この温度を夏も保つための道具が、クーラーです。お金の全体は初期費用の記事に書いています。

2. 水を冷やす方法は3つ

調べた情報では、水を冷やす道具は、大きく3つに分けられていました(2026年10月ごろの調べ)。

約1,000〜3,000円 冷却ファン

水に風を当てて、水温を2〜4℃ほど下げます。温度の設定はできません。

海水では注意が必要です(下を見てください)。
約17,000〜36,000円 ペルチェ式

設定した温度に保てます。小さな水槽(30〜60Lくらい)向けとされています。

約44,000円〜 チラー式

いちばん冷やす力が強い方法です。わたしのZR-75Eは、このタイプです。海水水槽では、チラー式が選ばれることが多いです。

冷却ファンは、海水ではおすすめしにくい

ファンは、水を蒸発させて冷やします。蒸発すると、水だけが減って塩が残るので、海水の塩の濃さ(比重)が変わってしまいます。淡水の水槽で広く使われているのは、この心配がないためです。

3. 大きさの選びかた:冷やせる水の量を見る

クーラーの大きさは、「何Lの水まで冷やせるか」で決まっています。この数字は、まわりの温度(夏の部屋の暑さ)と、設定する水温で変わります。

ゼンスイのZRシリーズの公式の表です(水温を25℃に設定した場合)。

機種部屋30℃部屋35℃消費電力
ZR mini180L125L140〜150W
ZR-75E300L210L160〜180W
ZR-130E500L350L270〜300W
ZR-180E700L490L280〜310W
ZR-2501000L700L290〜320W

※ 出典:ゼンスイ公式サイト「ZRシリーズ」(2026年10月に確認)。消費電力は、電気の周波数(50Hz/60Hz)で変わります。ほかのメーカーのクーラーも、同じように「冷却水量の目安」の表があります。

部屋が暑くなるほど、冷やせる水の量が小さくなっています。たとえば、ZR-75Eは部屋が30℃なら300Lまで、35℃なら210Lまでです。

選ぶときの3ステップ

  • ① 水の量を出す。水槽の本体に、サブ水槽の水を足した量です。→ 水槽の水量の測り方
  • ② 夏の部屋の、いちばん暑い日を考える。35℃の欄で見ておくと、暑い日でも冷やしきれる大きさを選べます。
  • ③ その水の量より大きい機種を選ぶ。表の数字は、「その温度で、設定した水温まで冷やせる水の量の目安」です。上限ぎりぎりの機種だと、暑い日に冷やしきれないことがあります。

計算例:わたしの水槽の大きさで見ると

水槽の大きさからの計算値(121L・81L)を、上の表の「部屋35℃」の欄に当てはめました。

水の量の計算値ZR mini(125L)ZR-75E(210L)
81L(当初の水槽)収まる余裕がある
121L(いまの水槽の本体)ぎりぎり余裕がある

※ 121Lは水槽の本体だけの計算値です。サブ水槽や配管の水が加わると、121Lを超えます。この表は選び方の例で、わたしがこの機種を選んだ理由ではありません。

4. 大きさのほかに、見ておくところ

つなぐホースの太さ

クーラーと水槽は、ホースで水をまわしてつなぎます。ZR-75Eは、内径12.16mmのホースにつなぎます。いま使っているポンプやホースと合うか、確かめましょう。

ヒーターをつなげるか

ZR-75Eは、100V・300W以内のヒーターをつないで使えます。メーカーは、ヒーターをつなぐと、冷やすのも温めるのも1台で温度管理ができると説明しています。

本体の大きさと重さ

ZR-75Eは、幅274×奥行325×高さ350mm(ホースをつなぐ部品を入れると高さ415mm)、重さ9.5kgです。水槽台の下や横に置けるか、先に測っておきます。

置き場所

クーラーは、水の熱を部屋に出します。まわりに必要なすき間は、機種ごとに違うので、取扱説明書の指定を確かめてください。

5. 電気代の計算

1か月の電気代の計算式

消費電力(W)÷ 1000 × 使う時間 × 日数 × 31円
  • 31円は、電気の料金の目安です(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価)。
  • ZR-75E(160〜180W)が1日8時間、30日動いた場合:約1,190〜1,340円
  • 1日24時間、30日動いた場合:約3,570〜4,020円

※ どちらも計算値です。わたしの実際の電気代ではありません(まだ数字を出せていません)。クーラーは、水温が設定に達すると止まるので、実際の電気代は、動き続けた場合の計算より少なくなると考えられます。

6. 値段:同じ機種でも、お店でちがう

ZR-75Eの実際の売値は、調べたところ(2026年10月)、約49,800円(チャーム)から約56,284円(価格.comの最安)でした。お店によっては、83,000円のところもありました。

わたしが払った80,000円は、この幅の高いほうでした。同じ機種でも、お店で3万円以上ちがうことがあるので、買う前に何店か見比べることをおすすめします。

定価だけを見ないでください

定価(メーカーの希望小売価格)は高めに出ています。実際の売値は、お店ごとに違うので、買う前に調べましょう。

7. 買う前のチェックリスト

  1. 水の量を出す水槽の本体とサブ水槽の水を足した量です。計算値でも、おおよそは出せます。
  2. 夏の部屋の、いちばん暑い日を考えるエアコンをつけない時間があるなら、35℃の欄で見ておきます。
  3. メーカーの表で、機種を選ぶ水の量より大きい機種を選びます。
  4. 置き場所とコンセントを確かめる本体の大きさ、ホースの長さ、取扱説明書の指定を見ます。
  5. ホースの太さとヒーターを確かめるいまの機器と合うか、ヒーターをつなぎたいかを決めます。
  6. 値段を何店か見比べる同じ機種でも、お店で数万円ちがうことがあります。

まとめ:水槽用クーラーの選び方

#ポイント
1わたしは、ゼンスイZR-75Eを80,000円で買った
2冷やす方法はファン・ペルチェ・チラー式の3つ。海水は、ファンだと比重が動く
3大きさは、メーカーの「冷却水量の目安」の表で選ぶ
4水の量は、本体にサブ水槽の水を足す。部屋の最高温度は、35℃の欄で見る
5ホースの太さ、ヒーター、置き場所も確かめる
6電気代は、消費電力から計算できる
7値段はお店で数万円ちがう。何店か見比べる

よくある質問

クーラーは、夏だけ使えばいいですか?

水を冷やす必要があるのは、おもに暑い時期です。ZR-75Eのように、ヒーターをつないで使える機種なら、メーカーの説明では、1台で冷やすのも温めるのもできます。

安い冷却ファンで代わりになりますか?

海水では、おすすめしにくいです。ファンは水を蒸発させて冷やすので、塩の濃さ(比重)が変わってしまいます。水温を設定できないのも、ファンの特徴です。

水の量とぴったりの機種でも大丈夫ですか?

表の数字は、「その条件で冷やせる水の量の目安」です。上限ぎりぎりだと、暑い日に冷やしきれないことがあります。夏の最高の温度の欄で見て、水の量より大きい機種を選ぶと安心です。

クーラーの電気代は、1か月でいくらですか?

消費電力から計算できます。ZR-75E(160〜180W)が1日8時間動くと、1か月で約1,190〜1,340円、24時間動くと約3,570〜4,020円です。どちらも計算値で、わたしの実額ではありません。

ヒーターは、別に必要ですか?

クーラーは、冷やす道具です。冬に温めるときは、ヒーターが必要です。ZR-75Eは、ヒーターをつないで使える仕組みがあります。ヒーターの値段は、初期費用の9項目には入っていません。

クーラーを選ぶ前に、読んでほしい記事

水の量を出してから選ぶと、迷いにくくなります。

このページは、わかったことが増えたら書き直します。

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この記事を書いた人

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