わたしが立ち上げのときに入れたのは、クマノミとルリスズメダイです。立ち上げのときに入れたこの魚は、1匹も死んでいません。一方で、そのあとに足した魚は、混泳がうまくいかず、死なせてしまいました。
この記事では、わたしの経験と、調べた情報をあわせて、最初に飼う魚の選び方をまとめます。「カクレクマノミをすすめる理由」も書きます。
- 最初に飼う魚として、すすめやすい3種(カクレクマノミ・デバスズメダイ・ハタタテハゼ)
- わたしが最初に入れた魚と、あとから足して死なせた魚
- 魚の「混泳(いっしょに飼うこと)」で失敗しないための考え方
- 魚を入れる前に、確かめておくこと
1. 最初の魚におすすめの3種
海水魚を扱う専門店や、情報サイトを調べました(2026年10月)。初心者向けとして名前がよく出てくるのは、クマノミ、スズメダイの仲間、ハゼの仲間です。その中から、いっしょに入れても相性がよく、性格が分かりやすい3種を選びました。
| 魚 | 性格 | 参考価格 |
|---|---|---|
| カクレクマノミ | おだやか。ただし同じ種類が3匹以上いると、争いやすい | 約2,000〜5,000円 |
| デバスズメダイ | おだやか。群れで泳ぐ。5〜6匹で飼うのがすすめられている | 約2,000〜4,000円 |
| ハタタテハゼ | おくびょう。気の強い魚とは合わない | 約3,000〜6,000円 |
※ 価格は、東京アクアガーデンのランキングに書かれていた参考価格です(2026年10月に確認)。お店や、魚の大きさで変わります。わたしが払った金額ではありません。
3種に共通するのは、「気が強すぎない」ことです。最初の魚は、病気にかかりにくいことも大事ですが、それ以上に、ほかの魚とけんかをしにくいことが大事だと考えています。理由は、あとの章に書きます。
2. わたしが最初に入れた魚
わたしが立ち上げのときに入れた魚は、次の2種です。
- クマノミ
- ルリスズメダイ
この2種は、1匹も死んでいません。
ただし、ひとつ注意があります。ルリスズメダイは、気が強い魚と言われています。調べた限りでは、成魚はなわばり意識が強く、小さな水槽でたくさん飼うと、ペアしか生き残らないことがあるそうです。
わたしの水槽では、この2種は1匹も死んでいません。ただ、「うまくいったから、みんなにすすめられる」とは言えません。そのため、この記事の3種には、ルリスズメダイを入れていません。
- 混泳(こんえい)
- ちがう種類の魚を、ひとつの水槽でいっしょに飼うことです。
- なわばり
- 魚が「ここは自分の場所」と決めて、ほかの魚を追い払う場所のことです。
3. カクレクマノミをすすめる理由
3種のうち、最初の1種として一番すすめやすいのは、カクレクマノミです。調べた情報では、理由は次のとおりでした。
飼い方の情報が多く、初心者向けの入門種として、長く選ばれてきた魚です。「カクレクマノミが飼えない水槽では、ほかの海水魚の飼育は難しい」という言い方もあります。
基本的に、ほかの種類の魚と混泳しやすいと言われています。
▼ 気をつけること:同じ種類どうしは争います。ペアになると、ほかのカクレクマノミを攻撃するため、飼うなら2匹が基本です。クマノミといえばイソギンチャク、というイメージがあります。ただ、イソギンチャクの飼育は難しく、設備にお金もかかります。なくても、クマノミは問題なく飼えるとされています。
大きさは、成長すると8cmほどです。クマノミの仲間の中では、いちばん小さい種類とされています。水槽選びは、はじめかたの記事を見てください。
※ 病気については、「やや病気にかかりやすい性質はあるが、基本的には丈夫」という説明もありました。丈夫でも、病気にならないわけではありません。
4. 2種目はデバスズメダイ、3種目はハタタテハゼ
デバスズメダイ:群れで泳ぐ、おだやかなスズメダイ
スズメダイの仲間は、気が強いものが多いです。その中で、デバスズメダイは群れで暮らし、なわばりをあまり主張しない種類です。大きさは5〜8cmほどで、値段も手ごろなため、初心者向けの定番として紹介されています。
気をつけたいのは、1匹では本領を発揮しないことです。5〜6匹で群れて泳ぐのがすすめられています。水槽の大きさに対して、数が多くなりすぎないか、買う前に確かめてください。
ハタタテハゼ:きれいだが、おくびょう
白からオレンジ、紫へのグラデーションがきれいな魚です。丈夫で飼いやすいと言われていますが、おくびょうで、気の強い魚がいると隠れて出てこなくなります。
もう一つ、驚くと水槽から飛び出すことがあるので、ふたは必ずします。
この魚は、「気の強い魚と、いっしょに入れない」ことが前提です。次の章の話とあわせて考えてください。
5. 混泳で失敗しないために:わたしの失敗と、調べたこと
わたしの失敗
立ち上げのあとに、わたしは魚を足しました。そのとき入れた魚のうち、ミズタマハゼ、エンゼルフィッシュ、ウズマキヤッコを死なせています。理由は、混泳がうまくできなかったことです。
海水魚は、なわばり争いがすごいです。この経験から、わたしが考えていることは次のとおりです。
買いたい魚は、極力、最初から全部いっしょに入れたほうがいいと思っています。
※ 「極力」と書いているのは、これが絶対のルールではなく、わたしの経験にもとづく考えだからです。
調べて分かった、一般的な考え方
混泳のコツを調べると、わたしの経験と似た話と、少し違う話がありました。
| 考え方 | 内容 |
|---|---|
| 入れる順番 | 先に入れた魚は、水槽の中で有利になる。後から入れた魚は、おくびょうになりがち。気の荒い魚は、あとから入れると成功しやすいとされている |
| 数 | おだやかな魚は、同じ種類を複数入れると、気の荒い魚に狙われにくくなる |
| 隠れ場所 | ライブロックで、逃げ込める場所をつくる |
「気の荒い魚はあとから」という一般的な考え方と、「最初から全部いっしょに」というわたしの考え方は、そのままでは逆向きです。どちらが正しいとは言い切れません。
この記事では、この二つを両立させる考え方として、次の3つをおすすめします。
- 顔ぶれは、最初に決める。あとから「これもほしい」と足さないようにする
- 気の強い魚は、入れない。最初から、おだやかな魚だけで考える
- 数は、欲張らない。水槽の大きさに合わせる
3種に、気の強いルリスズメダイを入れていないのは、こうした理由です。
6. 魚を入れる前に、確かめること
- 水が、できあがっているかアンモニアと亜硝酸が0になっているか、検査キットで確かめます。くわしくは水づくりの記事に書いています。
- 入れる魚を、あらかじめ決めたかあとから足さないで済むよう、顔ぶれと数を決めておきます。
- 水槽の大きさに、数が合っているか小さな水槽に、たくさん入れすぎないようにします。
- ふたが、あるかハタタテハゼのように、飛び出す魚がいます。
お店で魚を買ったら、水槽の水とお店の水の温度や濃さの差を、少しずつなじませます(水合わせ)。やり方は、お店で聞くか、はじめかたの記事を見てください。
まとめ:最初に飼う魚
| # | ポイント |
|---|---|
| 1 | 最初の魚は、丈夫で、気が強すぎない魚を選ぶ |
| 2 | すすめやすいのは、カクレクマノミ・デバスズメダイ・ハタタテハゼ |
| 3 | カクレクマノミは、同じ種類を3匹以上入れない。イソギンチャクがなくても飼える |
| 4 | わたしは、立ち上げのあとに足した魚を、混泳の失敗で死なせた |
| 5 | 顔ぶれは最初に決める。気の強い魚は入れない |
| 6 | 魚は、水づくりが終わってから入れる |
よくある質問
最初に飼う海水魚は、何匹がいいですか?
水槽の大きさで変わるので、数は決められません。専門店では、デバスズメダイは5〜6匹で群れさせるのがすすめられていますが、小さな水槽では数が多すぎることもあります。買う前に、お店で相談してください。
カクレクマノミは、1匹でも飼えますか?
飼えます。ただ、同じ種類を飼うなら、2匹がペアで暮らすのが一般的だと言われています。3匹以上にすると、争いが起きやすいとされています。
クマノミを飼うのに、イソギンチャクは必要ですか?
必要ではないとされています。イソギンチャクは飼うのが難しく、高い設備が必要になる場合もあります。クマノミだけでも、飼育できます。
ルリスズメダイは、初心者向きではないのですか?
安くて、昔からよく飼われている魚です。ただ、気が強く、ほかの魚を追うことがあります。わたしの水槽では、立ち上げのときに入れたルリスズメダイは死んでいませんが、この記事では、おだやかな魚を中心にすすめています。
魚は、あとから足してもいいですか?
わたしは、あとから足した魚を、混泳の失敗で死なせました。そのため、買いたい魚は極力、最初から入れることをおすすめしています。どうしてもあとから足すなら、先にいる魚の性格と、水槽の大きさをよく考えてからにしてください。
水づくり、立ち上げ、お金の話を、それぞれ別の記事にまとめています。
このページは、わかったことが増えたら書き直します。


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