

海水水槽の水は、見た目ではわかりません。魚を入れてよいかどうかを決めるのは、日数ではなく、検査キットで測った数字です。わたしが使っているのは、レッドシーの検査キット。立ち上げにそろえる2つと、サンゴを入れるときに足すものを、調べた情報をもとに分けて説明します。
- 2つ立ち上げに必要な数
- 約7,400円その2つの参考価格
- 約18,800〜25,000円サンゴ用まで全部そろえたとき
※ 価格は2026年10月ごろに調べた参考価格です。わたしが払った額は記録が残っていません。買うお店や時期で変わります。


先に答え:検査キットは「2段階」で買う
- 最初にそろえる検査キット2つと、合計の値段(参考価格)
- それぞれ何がわかるか、どんな数字になればよいか
- サンゴを入れるときに足す項目と、足す時期
- 買う前に見ておくこと(海水用か、取り扱い店、期限)
| いつ | 測る項目 | 参考価格 |
|---|---|---|
| ① 立ち上げのとき(魚だけ) | アンモニア/亜硝酸・硝酸塩 | 約7,400円 |
| ② サンゴを入れるとき | KH・カルシウム・マグネシウム・リン酸塩 | 1項目 約2,860〜4,400円 |
※ 2026年10月ごろに調べた参考価格です。同じ商品でも、お店で値段がちがいます。比重(塩の濃さ)を測る比重計は、初期費用の9項目に入っているので、ここには含めていません。
わたしの考えは、「検査キットは最初から。サンゴは、知識がついてから」です。①は立ち上げの前にそろえて、②は、サンゴを入れる話が出てから買えば間に合います。


立ち上げにそろえる2つ
なぜ、検査キットが必要なの?
水槽の水は、きれいに見えても、魚にとって毒になるものが入っていることがあります。いちばん大きな毒が、魚のフンや食べ残しから出るアンモニアです。
立ち上げたばかりの水槽では、この毒が、時間をかけて少しずつ別のものに変わっていきます。変わっていく様子を、数字で見るための道具が、検査キットです。
何日待つかは水槽によってちがうので、日数だけで「もう大丈夫」とは言えません。くわしくは、水づくりの記事と最初の30日の記事に書いています。
そろえる2つ
魚のフンや食べ残しから出る、強い毒を測ります。レッドシーのものは海水専用で、100回分、0〜2ppmの範囲を0.2ppmきざみで測れます。
アンモニアが変わっていく途中でできる「亜硝酸」と、その先の「硝酸塩」を測ります。レッドシーのMCPは淡水・海水の両用で、亜硝酸を50回、硝酸塩を50回測れます。
※ 出典:レヨンベールアクアの商品ページ、販売店の商品情報(2026年10月に確認)。測れる範囲は、亜硝酸が0〜1ppm、硝酸塩が0〜250ppmです。
どんな数字になればいいの?
| 測るもの | どんなもの? | 魚を入れるときの目安 |
|---|---|---|
| アンモニア | 強い毒。フンや食べ残しから出る | 0 |
| 亜硝酸 | アンモニアが変わる途中でできる毒 | 0 |
| 硝酸塩 | 毒の変化の最後。少しずつ増える | 魚だけの水槽は10ppm以下が目安 |
※ 硝酸塩の目安は、レッドシーの資料にある「魚だけの水槽」の値です。水槽に入れる生き物で変わります。アンモニアと亜硝酸は、立ち上げのあと、0になっているかを確かめます。
- ppm(ピーピーエム)
- 水の中に、どれくらい入っているかを表す単位です。数字が大きいほど、たくさん入っています。
- きざみ(0.2ppmきざみ)
- 「0」と「0.2」のように、どこまで細かく見分けられるか、ということです。


サンゴを入れるときに足すもの
魚だけの水槽なら、前の2つで、水の毒は見張れます。サンゴを飼うときは、サンゴの体のもとになるものを、別の項目で測ります。サンゴの種類ごとの育て方は、サンゴ飼育の入門にまとめています。
水が酸性に傾きにくい強さのことです。サンゴが骨をつくるのにも使います。
サンゴの骨そのものの材料です。
KHとカルシウムが、水にとけたままでいられるように助けます。
エサやフンから出ます。多すぎると、コケが増えやすくなります。
この4項目は、1項目で約2,860〜4,400円でした(2026年10月に調べた参考価格)。立ち上げの2つと合わせて全部そろえると、約18,800〜25,000円になります。
わたしは、立ち上げのあとに足したサンゴをたくさん死なせました。理由は、水の知識が足りなかったからではないかと、わたし自身は「予測」しています。原因をきちんと確かめたわけではありません。
だから、サンゴは、最初から入れずに、検査キットの数字が読めるようになってから足すことを、おすすめします。
数字は、急に動かさない
サンゴの水の数字は、「いつも同じ数字でいること」が大事だと言われています。レッドシーは、1日で動かしてよい幅の上限を、次のように説明しています。
| 項目 | 1日に動かしてよい幅(上限) |
|---|---|
| KH | 1.4 dKH |
| カルシウム | 20 ppm |
| マグネシウム | 10 ppm |
※ 出典:レッドシー公式の資料。数字が合わないときに、一気に直そうとしないための目安です。


買う前に見ておくこと
検査キットには、海水専用のものと、両方で使えるものがあります。たとえばレッドシーのアンモニアテストキットは海水専用です。箱や商品ページの表示を確かめましょう。
レッドシーの「マリンケア」のようなセット品は、pH・アンモニア・亜硝酸・硝酸塩・KHの5項目が入っています。ただし、カルシウムとマグネシウムは入っていません。
調べたときは、セット品が在庫なしと表示される店がありました。同じ商品でも、店で値段がちがいます。買う前に、何店か見比べましょう。
キットごとに「何回測れるか」が決まっています。薬の入った液には、使える期限があるのが一般的です。買うときに、箱の表示を見てください。


測るときの注意と、まとめ
- 水換えや添加の直後は、避ける数字がぶれます。レッドシーは、半日〜1日あけてから測るよう勧めています。
- 毎回、同じ曜日・同じ時間に測る数字の動きがわかりやすくなります。週に1回が基本とされています。
- 数字は、日付と一緒にメモする1回だけの数字より、続けて見たときの動きが大事です。
- 小さな差は、気にしすぎないキットには読み取りのはばがあります。レッドシーの資料では、カルシウムなら±5ppmです。これより小さい差は「変化なし」と考えてよいとされています。
まとめ
| # | ポイント |
|---|---|
| 1 | 立ち上げに必要なのは、アンモニアと、亜硝酸・硝酸塩の2つ(約7,400円) |
| 2 | 魚を入れる前は、アンモニアと亜硝酸が0かを見る |
| 3 | サンゴを入れるときに、KH・カルシウム・マグネシウム・リン酸塩を足す |
| 4 | 全部そろえると、約18,800〜25,000円 |
| 5 | 海水用か、中身は何か、期限はいつかを買う前に確かめる |
| 6 | 数字は、毎回同じ条件で測って、記録する |


よくある質問
検査キットは、最初に全部そろえますか?
魚だけで始めるなら、アンモニアと、亜硝酸・硝酸塩の2つで始められます。サンゴの項目は、サンゴを入れる話が出てから足せば間に合います。
試験紙(紙を水につけるタイプ)ではだめですか?
手軽に使えますが、一般には、液を混ぜて色を見比べるタイプのほうが、細かく見分けられると言われています。立ち上げでは、「0かどうか」を見分けたいので、わたしは、レッドシーの液のタイプを使っています。
淡水用の検査キットを使ってもいいですか?
商品ごとに、海水で使えるかが決まっています。使いたい商品の箱や説明に、海水と書いてあるかを確かめてください。レッドシーのアンモニアテストキットは、海水専用です。
どれくらいの回数、測れますか?
調べたところ、レッドシーのアンモニアは100回、硝酸塩と亜硝酸は、それぞれ50回でした。キットごとに回数がちがうので、買う前に表示を見てください。
検査キットの数字が悪かったら、どうしますか?
まず、測り直して、同じ数字かを確かめましょう。立ち上げのあいだにアンモニアや亜硝酸が出るのは、よくあることです。待ちながら、数字が下がるのを見ます。サンゴの項目は、一気に動かさないのが大切です。
このページは、わかったことが増えたら書き直します。

検査キットの数字が読めたら、水づくりへ進めます
水づくりの流れと、お金の全体も、あわせて読むと、準備がしやすくなります。
