

サンゴは、種類によって、光・水流・えさ・水質の合わせ方が、ぜんぜんちがいます。このページは、種類ごとの育て方のちがいと、サンゴに必要な器具を、要約してまとめた入口です。
- 3種類ソフト・LPS・SPS
- 7つサンゴに必要な器具
- 2種最初に入れたサンゴ
※ 調べた内容は2026年10月ごろの情報です。最初に入れたサンゴの2種は、バブルディスクコーラルとスターポリープです。


先に要約:サンゴは3種類。育て方がちがいます
骨が硬くない、やわらかいサンゴです。水流でゆらゆら揺れます。初心者向けとされています。
硬い骨があり、ポリプ(口と触手の部分)が大きいサンゴです。ソフトの次のステップとされています。
硬い骨があり、ポリプが小さいサンゴです。ミドリイシが代表で、いちばんむずかしい種類です。
- サンゴは「ソフト → LPS → SPS」の順に、育てるのがむずかしくなります。
- 種類で変わるのは、光の強さ・水流・えさ・水質のきびしさです。
- どの種類も、サンゴ用の照明・水流ポンプ・水温の管理・検査キットなどの器具が必要です。
※ むずかしさの星は、東京アクアガーデンの解説(2026年10月に確認)の目安です。サイトによって、分け方や表現がちがいます。


種類ごとの育て方のちがい
代表的な種類 スターポリプ、マメスナギンチャク、ヌメリトサカ
光 種類しだいです。ヌメリトサカは強い光を好む種類とされています
水流 水流があると育ちやすいとされています
えさ サンゴ用のフードが勧められています
水質 LPSやSPSより、ゆるいとされています
代表的な種類 ナガレハナサンゴ、ディスクコーラル、ハナガササンゴ、トランペットコーラル
光と水流 どちらも大切で、中くらいが目安です。ナガレハナサンゴは、強い水流が得意ではないとされています
えさ サンゴ用のフードで、よく太って元気に育つとされています
器具 プロテインスキマーが勧められています
水質 水質によっては、調子をくずしやすい種類です
代表的な種類 ミドリイシ
光 専用の、強い照明が必須とされています
水流 強く、ランダム(向きが一定でない)な水流が必要とされています
えさ サンゴ用のフードが必須とされています
水質 水質も照明も、細心の注意で管理する、専用の飼育環境が必要とされています
水質の目安(数字)
| 測るもの | ソフト・LPS | SPS |
|---|---|---|
| 塩分 | 33〜35 ppt (比重 約1.0248〜1.0263) | 34〜35.5 ppt (比重 約1.0255〜1.0266) |
| KH | 7.5〜9.5 dKH | 8〜9 dKH |
| カルシウム | 410〜450 ppm | 420〜450 ppm |
| マグネシウム | 1250〜1400 ppm | 1300〜1400 ppm |
| 硝酸塩 | 2〜10 ppm | 0.5〜5 ppm |
| リン酸塩 | 0.03〜0.10 ppm | 0.02〜0.06 ppm |
※ 塩分の「ppt」は、水1000gに塩が何g入っているかの単位です。比重への換算は、25℃のおおよその値です(比重 = 1 + ppt × 0.00075)。レッドシーは、ソフト・LPSは33ppt、SPSは35pptを目標にしています。塩分は、一般的な許容範囲を32〜36ppt(比重1.024〜1.027)とする資料もあり、動かすときは1日1ppt以内にします。比重計と屈折計は、校正する温度の基準がちがうので、同じ器具で毎回測ります。わたしは、比重1.024で管理しています。
※ ほかの項目は、レッドシー公式などの複数の資料から、わたしがまとめた目安です。資料によって幅があります(たとえば、ソフトの硝酸塩を「20ppm以下」とする資料もあります)。数字は「ぴったり合わせる」より、「いつも同じ数字でいる」ことが大事だと言われています。
SPSは、ソフト・LPSより、硝酸塩とリン酸塩を低く、きびしく保つ必要があります。ここが「いちばんむずかしい」と言われる理由のひとつです。
イボヤギやヤギ類のような「陰日性(いんにちせい)」のサンゴは、光のほとんどを使わず、プランクトンを食べて育ちます。冷たい水を好む種類が多く、SPS並みにむずかしいと紹介されています。
- ポリプ
- サンゴの、口と触手がある部分です。このポリプが大きいか小さいかで、LPSとSPSに分けます。
- ランダムな水流
- 向きや強さが、いつも同じではない水の流れです。自然の海の流れに近いとされています。


サンゴに必要な器具
多くのサンゴは、体の中にすむ小さな藻(そう)が、光で栄養をつくります。一般のLEDではなく、いろいろな波長が混ざった「サンゴ専用」の照明が必要という情報があります。SPSは、とくに強い専用の照明が必須とされています。
わたしの水槽:LED照明を、1日8時間つけています。種類や強さは、ここでは書いていません。
サンゴには、基本、必須の器具です。太くて、ランダムな水流が必要とされています。ソフトは穏やか〜中くらい、LPSは中くらい、SPSは強い水流が目安です。
わたしの水槽:水流ポンプを使っています。
サンゴは、水温が大きく上がったり下がったりすると、ダメージを受けると言われています。水温は「22〜28℃」が目安で、一般には25〜26℃に保つとされています。夏の水温の上昇を防ぎます。
わたしの水槽:ゼンスイZR-75Eのクーラーを、80,000円で買いました。
冬の水温の低下を防ぎ、水温を一定に保ちます。サーモスタット付きなら、設定した温度で入り切りしてくれます。
わたしの水槽:ヒーターは、初期費用の9項目には入っていません。使っているかどうかは、ここでは書いていません。
泡の力で、水の汚れのもとになるものを、直接取り除く道具です。ソフトでも推奨され、LPSでは勧められている、という情報があります。
わたしの水槽:プロテインスキマーを使っています。
サンゴを飼うと、KH・カルシウム・マグネシウム・硝酸塩・リン酸塩を測ります。数字が読めないと、サンゴの調子の悪さの理由がわかりません。
わたしの水槽:レッドシーの検査キットを使っています。
塩の濃さが、ずれると、ほかの数字もずれて出ます。測るのは、毎回同じ器具がおすすめです。
わたしの水槽:比重計を使っています。比重は1.024で管理しています。
あると便利なもの
KH・カルシウム・マグネシウムが下がったときに足すものです。足す量は、数字を見ながら決めます。
サンゴの骨の材料を、自動で補う装置です。SPSなど、骨をたくさんつくる水槽で使われます。
リン酸塩などを、吸いとって減らす材料です。
LPSは、フードでよく太るとされています。SPSは必須とされています。
水換えには、人工海水を使います。RO浄水器は、水道水の栄養塩を取り除く装置で、とくにSPSで大切とされています。わたしは、人工海水の素を使っています。
※ 器具の一覧は、ALLBLUE「サンゴ飼育に必要な器具」、東京アクアガーデンの解説、レッドシー公式の資料(2026年10月に確認)をもとにしています。照明・水流ポンプ・スキマーの価格などは、サンゴ飼育に必要な器具7つに書きました。
ソフトは、飼いやすい種類が多いと言われます。ただ、SPSは、専用の強い照明と、きびしい水質管理が前提です。サンゴの種類を決めてから、照明と水流を選びましょう。


わたしのサンゴの経験
立ち上げのときに、バブルディスクコーラルとスターポリープを入れました。ディスクコーラルはLPSとして、スターポリープはソフトコーラルとして紹介されています。
水質の知識がまだなかったからだと、わたしは「予測」しています。原因を確かめたわけではありません。
サンゴは、最初から入れず、検査キットで数字が読めるようになってから足すほうがよいと、わたしは考えています。立ち上げのときに入れた魚は、1匹も死んでいません。
くわしくは、知っておきたかったこと7つの5つ目に書いています。
どの種類から始める?
一般には、ソフトコーラルから始めて、LPS、SPSの順に進めるとされています。ソフトでも、水流・光・水質は種類ごとにちがうので、飼いたい種類のことを、先に調べてください。


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よくある質問
魚とサンゴは、同じ水槽で飼えますか?
わたしは、魚とサンゴを同じ水槽で飼っています(立ち上げのときに、クマノミ、ルリスズメダイと、バブルディスクコーラル、スターポリープを入れました)。一般には、ソフトコーラルは、魚とも飼いやすいと言われています。
初心者は、どのサンゴから飼えばいいですか?
一般には、ソフトコーラル(スターポリプなど)が初心者向けとされています。わたし自身は、サンゴは最初から入れず、検査キットで数字が読めるようになってから足すことをおすすめします。
サンゴ用の照明は、ふつうのLEDではだめですか?
「一般的なLEDではなく、いろいろな波長が混ざった、サンゴ専用の製品が必要」と説明する資料があります(ALLBLUE)。買う前に、商品の説明で、サンゴ用かどうかを確かめてください。
器具は、全部でいくらかかりますか?
わたしが払ったクーラーは80,000円で、同じ機種の実売は約49,800〜56,284円でした(2026年10月に調べた幅)。検査キットは、サンゴ用の項目で、1項目約2,860〜4,400円です。照明・水流ポンプ・スキマーの製品例と価格は、サンゴ飼育に必要な器具7つに書きました。
水質の数字がずれたら、すぐに直してよいですか?
急に直さないでください。レッドシーは、1日に動かしてよい幅の上限を、KH 1.4dKH、カルシウム20ppm、マグネシウム10ppmと説明しています。くわしくは、検査キットの記事に書いています。
※ 出典:東京アクアガーデン「サンゴの種類と選び方」、ALLBLUE「サンゴ飼育に必要な器具と種類別の育て方」、レッドシー公式の資料(いずれも2026年10月に確認)。わたしが書いたのは、わたしの水槽のことと、調べた一般的な内容です。
このページは、わかったことが増えたら書き直します。





