水槽を置く場所を決めるところから、最初の魚を入れるまで。わたしが実際にやった順番で、かかったお金と日数もぜんぶ出します。むずかしい言葉には、そのつど説明をつけました。
- 9つそろえた道具
- ¥187,000立ち上げ当初の費用
- 約30日魚を入れるまでの目安
※ 費用は立ち上げ当初にそろえたときの実費です。買うお店や時期で変わります。日数は一般的な目安です。
始め方は、この5ステップで終わります
むずかしそうに見えますが、やることは5つだけです。順番を入れかえないことだけ、守ってください。
じつは、ここでほとんど決まります。あとから動かせません。
1日立ち上げ当初に9つ買って、合わせて187,000円でした。内訳を全部出します。
1〜2週間(目安)海から汲んでくるのではありません。粉を真水に溶かして作ります。
半日いちばん長いのがここ。水を入れてすぐ魚は入れられません。
3〜4週間飼いたい魚の顔ぶれを先に決めて、最初に一緒に。あとから足すと、けんかになります。
1日
いちばん時間がかかるのは、ステップ4の「待つ」です。道具をそろえた日に魚を入れたくなりますが、ここを飛ばすと、はじめての人はほぼ失敗します。理由はステップ4で説明します。
置く場所と、水槽の大きさを決める
水を入れた水槽は、あとから動かせません。模様がえの感覚で動かそうとすると、生き物を全部出して水を抜くところからやり直しになります。だから、買う前にここを決めます。
1. 床と台が、重さに耐えられるか
ここを甘く見ると危ないです。水は1リットルで1kg。立ち上げのときに使った水槽は45×30×60cmで水だけで約81kg、いま使っている60×45×45cmは水だけで約121kg入る計算です(どちらも満水のとき)。ここにガラス・砂・岩・台の重さが乗るので、100kgを超えると見ておくと安全です。かならず水槽専用の台を使い、置く場所は部屋のはしや柱の近くを選びます。
2. コンセントが足りるか
照明・水を動かすポンプ・ヒーター・夏の水温を下げる機械と、さしっぱなしの電源が4〜6個必要になります。足りないと延長コードだらけになり、水のそばで使うので危ないです。
3. 日光が直接あたらないか
窓ぎわは気持ちよさそうですが、コケが一気に増え、夏は水温が上がりすぎます。明るい部屋で十分です。照明は自分でつけるので、日光はいりません。
4. エアコンと、人の通り道
水温を安定させたいので、エアコンの効く部屋が有利です。反対に、エアコンの風が水面に直接あたる場所は水温が動きます。人がよくぶつかる通り道も避けます。
| 大きさ | 入る水の量(目安) | 水の安定しやすさ | はじめての人には |
|---|---|---|---|
| 30cmキューブ | 約27L | 水が少ないぶん、水温も水質も動きやすい | 置き場所が無い場合の選択肢 |
| 45cm規格 | 約40L | ふつう | 60cmが置けないときに |
| 60cm規格 60×30×36cm | 約65L | 動きにくい | まずこれをすすめます |
| 45cmハイ 45×30×60cm | 約81L | 動きにくい | 背が高いぶん、水が多く入ります。立ち上げのとき、わたしが使った水槽です |
| 60cmワイド 60×45×45cm | 約121L | いちばん動きにくい | 置けるなら。いま、わたしが使っている水槽です |
※ 水の量は水槽のふちまで入れたときの計算値です。実際に入るのは、砂や岩のぶんだけ少なくなります。
置けるなら60cm。小さいほうがむずかしいです
「はじめてだから小さく」と考えがちですが、海水は逆です。水が多いほど、水温も水の汚れもゆっくりしか動きません。小さい水槽は、一日家を空けただけで状態が変わります。道具の値段も、60cmがいちばん種類が多くて安く手に入ります。
わたしの場合
立ち上げのときは、45×30×60cmの、背の高いハイタイプの水槽を使いました。床に置く面積は小さいのに、水は60cm規格より多く入ります(約81L)。
いまは、60×45×45cmの水槽を、リビングに置いています。専用の水槽台を使っています。水は約121L入るので、そのぶん水温や水の汚れは動きにくい一方、重さも値段も上がります。ほかにもう1台あり、水槽は2台です。もう1台のことは、あらためて書きます。
道具をそろえる。立ち上げ当初は187,000円でした
いちばん知りたいところだと思います。「海水はお金がかかる」とは聞くけれど、実際いくらなのかを書いているページが、ほとんどありません。なので、立ち上げ当初にわたしが実際に出したお金を、9つぜんぶ出します。
- 水槽45×30×60cmのハイタイプ(ガラス)
- 20,000円
- 水槽台水槽の重さを支える台
- 10,000円
- プロテインスキマー(海道 達磨)泡で汚れを取り除く装置
- 25,000円
- 照明サンゴを育てるなら、ここは削れません
- 5,000円
- 水槽用クーラーいちばん高い夏に水温を下げる機械
- 80,000円
- 比重計塩の濃さを測る道具
- 8,000円
- 人工海水の素水換えのたびに使うので、くり返しかかります
- 14,000円
- 砂・岩
- 15,000円
- 海水魚とサンゴ
- 10,000円
- 立ち上げまでの合計
- 187,000円
全体の約43%が、夏の水温対策でした
水槽用クーラーの80,000円だけで、全体の約43%です。「海水はお金がかかる」と言われる理由の、大きい部分がここにあります。暑い時期に水温が上がりすぎると生き物が死んでしまうので、省くわけにいきませんでした。
ここは削らないほうがいい
- 夏の水温を下げる手段。命に直結します。部屋のエアコンをつけっぱなしにできるなら、そのぶん安く済ませる考え方もあります
- 塩の濃さを測る道具。目で見てもまったくわかりません
- 水の状態を調べる検査キット。これが無いと、水の中で何が起きているか一生わかりません。いくらかかるかは下にまとめました
ここは後からでもいい
- 照明。わたしは5,000円のものです。高いものは何万円もしますが、最初から全部を上等にする必要はありません
- 生き物の数。欲張って増やす必要はありません。ただしどの魚を飼うかは、最初に決めます(ステップ5)
- 見た目のための岩やサンゴ。水が安定してからで間に合います
※ 立ち上げ当初に買ったときの金額です。いまの水槽の費用は、すぐ下にあります。お店や時期で変わります。中古やセット品を使えば、これより安くできます。
いまの水槽(60×45×45cm)は、227,000円でした
立ち上げ当初より40,000円高い金額です。いまの水槽は、サブ水槽を使うオーバーフロー式です。
- 水槽と、置く台
- 40,000円
- オーバーフロー用のサブ水槽
- 15,000円
- プロテインスキマー
- 20,000円
- 照明
- 5,000円
- 水槽用クーラー
- 80,000円
- 比重計
- 8,000円
- 人工海水の素
- 14,000円
- 砂・岩
- 15,000円
- 生き物(魚・サンゴ)
- 30,000円
- 合計
- 227,000円
検査キットは、上の9つとは別に必要です
水の状態を調べる道具です。わたしはレッドシーのものを使っています。立ち上げのあいだに測るのはアンモニア・亜硝酸・硝酸塩の3つなので、まずはこの3つが測れるものがあれば足ります。
| 何を測るか | 商品 | 参考価格 | 測れる回数 |
|---|---|---|---|
| アンモニア | レッドシー アンモニアテストキット | 約2,520円 | 100回 |
| 亜硝酸・硝酸塩 | レッドシー MCP 硝酸塩/亜硝酸塩テストキット | 約4,840円 | 各50回 |
| 立ち上げに必要な分 | 上の2つ | 約7,400円 | — |
pHとKHも入ったセット品(マリンケアのマルチテストキット)なら8,000円前後ですが、お店によって扱いが変わります。サンゴを育てはじめると、あとからKH・カルシウム・マグネシウム・リン酸塩も測ることになります(1項目あたり2,900〜4,400円ほど)。最初から全部そろえなくて大丈夫です。
※ 価格は2026年10月に調べた参考価格です。わたしが実際に払った金額ではありません。買うときに必ずご自身で確認してください。
そのあと、毎月かかるお金
買って終わりではありません。わたしの場合、当初も、いまも、わかっているぶんはこれくらいです。
3か月で2,000円ほど
14,000円を半年に1回
まだ出していません
わかっているぶんだけで月3,000円ほど。ここに電気代が乗ります。とくに夏は水温を下げるぶん上がるはずなので、1年ぶんの記録がたまったら、このページに実額を追記します。推測では書きません。
海水を作る
海から汲んでくるのではありません。「人工海水の素」という粉を、真水に溶かして作ります。塩の濃さは見た目ではまったくわからないので、ここは道具で測って合わせます。勘でやらないところです。
真水を用意する
水道水をそのまま使うなら、カルキ(塩素)を抜く薬を入れます。こだわる人は「RO水」という、不純物を取り除いた水を使います。はじめはカルキ抜きで十分です。
粉を入れて、よく溶かす
バケツに粉を入れて混ぜます。溶け残りがあると、あとで数字が狂います。水が白くにごっているうちは、まだ溶けきっていません。
塩の濃さを測って合わせる
比重計で測ります。濃ければ真水を足し、うすければ粉を足します。少しずつ、何回かに分けて近づけます。
一日まわしてから使う
すぐ使わず、ポンプで一日ほど回しておきます。溶け残りが消え、水温も部屋に合います。急いで使うと、生き物に負担がかかります。
目指す数字(目安)
- 33 ppt比重でいうと1.024前後。やわらかいサンゴ(スターポリープ・ディスクコーラルなど)と、魚中心の水槽の理想
- 35 ppt比重でいうと1.026前後。かたいサンゴ(ミドリイシなど)やシャコガイを育てるなら、こちら。自然の海水と同じ濃さです
- 32〜36 ppt許容範囲の目安。比重でいうと1.024〜1.027
濃さの正解は飼う生き物で変わります。やわらかいサンゴなら33 pptに合わせます。魚だけなら、そこまで神経質になる必要はありません。ぴったり合わせることより、毎回おなじ濃さを保つことのほうが大事です。
- 人工海水の素(じんこうかいすいのもと)
- 海水を作るための粉です。塩だけでなく、生き物やサンゴに必要なものが混ぜてあります。水換えのたびに使うので、ずっとかかり続けるお金です。
- 比重(ひじゅう)
- 塩の濃さのことです。1.024のように数字で表します。測る道具が「比重計」で、海水づくりで最初に買うものの1つです。
- ppt(ピーピーティー)
- 塩の濃さを表す、もう1つの単位です。33pptは、比重でいうと1.0248くらい。どちらで書いてあっても同じことを言っています。
ここでやりがちな失敗
- 器具を途中で変える。比重計と屈折計は、合わせている温度の基準が違います。数字がずれるので、毎回おなじ器具で測ります。
- 水温がバラバラのまま測る。同じ水でも、温度が違うと数字が変わります。
- 濃さを一気に直す。水槽に入れたあとで濃さを変えるときは、1日に1pptより速く動かさないのが目安です。生き物がついてこられません。
生き物が住める水になるまで待つ
水を入れたらすぐ魚を入れられる、ではありません。ここを飛ばすのが、はじめての人がいちばんやりがちな失敗です。見た目はきれいな水でも、生き物にとっては危ない状態のことがあります。
なぜ待つのか
魚は餌を食べて、フンをします。そこから強い毒(アンモニア)が出ます。放っておけば魚は死にますが、水槽の中にはこれを分解してくれる小さな菌がいます。
- アンモニアとても強い毒
- →
- 亜硝酸(あしょうさん)まだ毒
- →
- 硝酸塩(しょうさんえん)かなり弱い
この菌が十分に増えるまでの期間が「立ち上げ」です。新品の水槽には、まだこの菌がいません。だから、生き物を入れる前に増やしておきます。待っているあいだにやることは、ほとんどありません。毎日ちょっと測って、変化を見るだけです。
▲ 立ち上げ中に水の中で起きていること。山が2つ来てから、3つめが出てきます。日数は水槽によって前後します。
| 時期 | 水の中で起きていること | 自分がやること |
|---|---|---|
| 0日目 | 砂と岩を入れ、作った海水を入れて、機械を動かしはじめる | にごりが落ち着くまで待つ。生き物はまだ入れない |
| 1〜7日目 | アンモニアが上がってくる | 2〜3日に1回、アンモニアを測る。数字が上がってきたら順調 |
| 8〜20日目 | アンモニアが下がり、入れかわりに亜硝酸が上がる | アンモニアと亜硝酸を測る。ここがいちばん長く感じます |
| 21〜30日目 | 亜硝酸も下がり、硝酸塩が出てくる | 3つとも測る。亜硝酸が0に近づいたら、もうすぐです |
| 完了の合図 | アンモニア0・亜硝酸0・硝酸塩は出ている | 水換えをしてから、最初の生き物を入れる(飼いたい魚は最初に一緒に) |
「3〜4週間」は目安。見るのは日数ではなく数字です
カレンダーで30日たったから入れていい、ではありません。アンモニアと亜硝酸がどちらも0になっていることを、検査キットで確かめてから入れます。早い水槽は3週間を切りますし、遅い水槽は5週間かかります。検査キットが無いと、この判断が一生できません。
わたしの場合|ライブロックを、いちばん先に入れました
水槽をセットしたあと、ライブロックをいちばん初めに入れました。そこから水が落ち着いたのを確かめて、魚を入れています。
ライブロックとは、海から採れた岩で、表面に菌や小さな生き物がついたまま売られているものです。きれいに洗った新品の岩と違って、菌を増やすところからではなく、菌がいる状態から始められます。そのぶん立ち上げが早く進みます。
ただし、入れたその日から魚を入れられるわけではありません。輸送中に傷んだ部分が溶けて、かえって水を汚すことがあります。結局やることは同じで、検査キットの数字が落ち着くのを待つだけです。
立ち上げ当初の、わたしの水槽


ただし、実際に何日待ったかの記録は残っていません。上の表は一般的な目安で、わたし自身の記録ではありません。日数はあくまで目安にして、検査キットの数字で判断してください。
最初の生き物を入れる
やっとここまで来ました。ただし、数を欲張らないでください。生き物が増えるとフンも増えて、せっかく育てた菌の処理が追いつかなくなります。一方で、魚は「あとから足す」ほうがむずかしいです(下のわたしの失敗)。だから、飼いたい魚の顔ぶれは買う前に決めて、最初の仲間として一緒に入れます。そのうえで、数は水槽の大きさに合わせて控えめにします。
カクレクマノミ
丈夫で、餌もよく食べます。人気がある種類なのでお店にほぼ必ずいて、値段も落ち着いています。ペアで入れても落ち着きやすいです。
デバスズメダイ
安くて丈夫で、群れで泳ぎます。水槽がにぎやかに見えます。同じスズメダイでも、気の強い種類は後から入れる魚をいじめることがあります。
ナンヨウハギ
映画で有名な魚です。ただし大きく育つので広い水槽が必要で、体の表面に白い点が出る病気にもなりやすい種類です。水槽が安定してからにします。
水合わせ(みずあわせ)のやり方
お店の袋の水と、自分の水槽の水は、温度も濃さも違います。いきなり移すと、それだけで弱ります。時間をかけて近づけます。
- 袋のまま30分ほど水槽に浮かべて、温度を合わせます
- 袋を開けて、水槽の水を少しずつ足していきます。15分おきに、袋の水と同じくらいの量を3〜4回
- 魚だけをすくって水槽に移します
- 袋の水は水槽に入れません。お店の水には病気のもとが入っていることがあります
入れたあと、その日は餌をあげなくて大丈夫です。環境が変わった直後の魚は、食べずに残すことが多く、残った餌がそのまま水を汚します。次の日から、少しずつ始めます。
立ち上げ当初にいた生き物
立ち上げ当初に、わたしが飼っていたのは、魚がクマノミとルリスズメダイ、サンゴがバブルディスクコーラルとスターポリープです。このうち魚は、どちらも死なせていません。
- クマノミ
- 丈夫で、よく食べる魚として知られています。最初の魚として、一般にもすすめられます。
- ルリスズメダイ
- 青がとてもきれいな魚です。ただし気が強い種類として知られていて、あとから入れる魚を追いかけることがあります。
立ち上げ当初の、わたしの水槽


そのあとに、たくさん死なせました
正直に書きます。最初に入れた魚は、死なせていません。でも、そのあとに足した生き物では、たくさん死なせています。
- 魚ミズタマハゼ/エンゼルフィッシュ/ウズマキヤッコ
- サンゴたくさん
混泳(いろいろな種類の魚を、同じ水槽で飼うこと)が、うまくできませんでした。海水魚は縄張り争いがとても激しく、あとから入れた魚は先にいた魚に追われます。だから、飼いたい魚は、できるだけ最初から一緒に入れたほうがいいと、わたしは思っています。
サンゴは、まだ水質の知識がなかったことが原因だと、わたしは予測しています。はっきり確かめたわけではありません。
それぞれの話は、わかっている範囲で、これから1つずつ記事にしていきます。
立ち上げたあと、やること
「毎日つきっきりで世話をするのでは」と思われがちですが、落ち着いてしまえば、やることは決まっています。
見るだけ、がほとんど
- 餌をあげる。食べ残さない量にします
- 水温を見る。いつもと違えば、その日のうちに気づけます
- 生き物のようすを見る。隠れている・体をこすりつけている・色が薄い、は早めのサインです
- 蒸発して減った水のぶん、真水を足す(塩は蒸発しないので、ここは真水です)
水換えと、測定
- 水換え。全体の2〜3割を、作っておいた海水と入れかえます
- 水の数字を測る。測った日と数字を、必ず残しておきます
- ガラス面のコケを落とす
機械の手入れ
- 泡で汚れを取る装置(スキマー)のカップを洗う
- ポンプまわりの汚れを落とす
- 検査キットや人工海水の素の残りを確認。切らすと、測れない週ができてしまいます
いちばん大事なのは「毎週おなじことをする」ことです。海水の水槽は、数字そのものより、数字が急に動かないことのほうが大事です。がんばって完璧な数字にするより、ふつうの数字を保ちつづけるほうが、生き物は元気でいてくれます。
わたしの手入れは、休日の60分だけです
手入れにかけている時間は、休日の60分です。
はじめての人がつまずく、5つのところ
はじめての人がつまずきやすいところを、5つにまとめました。
夏の水温を、あとまわしにする
よくある失敗です。水温が上がりすぎると、生き物は死にます。「夏になってから考える」では間に合いません。わたしの出費でも、全体の約43%がここでした。
→ 水槽を買う前に、夏をどう乗りきるかまで決めておく検査キットを買わない
水は、見た目ではわかりません。透きとおっていても、生き物に危ない状態はふつうにあります。これが無いと、立ち上げが終わったかどうかも判断できません。
→ 最初の買い物に必ず入れる。後まわしにしない立ち上げを待たずに、魚を入れる
水槽が届いた日に入れたくなります。でも菌が増えていない水は、魚にとって毒の中にいるのと同じです。数日で落ちてしまいます。
→ アンモニアと亜硝酸が0になるまで待つ(ステップ4)魚を、あとから1匹ずつ足していく
安全のために少しずつ足したくなりますが、海水魚は縄張り争いが激しく、あとから入れた魚は先にいた魚に追われます。わたしはこれで、ミズタマハゼ・エンゼルフィッシュ・ウズマキヤッコを死なせました。かといって、一度に数を増やしすぎると水が汚れます。
→ 飼いたい魚は買う前に決めて、最初に一緒に入れる。数は控えめに測った数字の意味が、わからない
検査キットで測れるようになっても、出てきた数字が良いのか悪いのか、はじめのうちは判断できません。測るのをやめてしまう人もいます。
→ わたしも困ったので、自分用に道具を作りました(下)測った数字を入れるだけ。良いか悪いかが、色でわかります
検査キットで水を測っても、その数字が良いのか悪いのか、はじめのうちは判断できません。自分が困ったので、自分用に作りました。むずかしい用語の説明と、「こんな症状が出たときはどこを見るか」の逆引きも入れてあります。
- 登録なし
- 無料
- スマホのブラウザで動く
- 入れた数字は自分の端末に残ります

わからないことは、AIに聞けば進みます
わたしは専門家ではありません。そのかわり、わからないことは全部AIに聞いています。そのまま使える聞き方を置いておきます。コピーして、ChatGPTやClaudeに貼り付けてください。〔 〕の中をご自身の内容に変えてください。
あなたは海水魚とサンゴの飼育にくわしい人です。 わたしは初心者なので、専門用語を使わずに 中学生に話すように説明してください。 【置ける場所】幅〔60〕cmまで 【予算】〔20〕万円くらい 【飼いたいもの】〔カクレクマノミを2匹。サンゴはいずれ〕 【部屋】〔夏はエアコンを使わない日がある〕 この条件で、最初にそろえる道具を 「これは削れない」「後からでいい」に分けて、 それぞれの値段の目安と、理由も書いてください。
あなたは海水魚とサンゴの飼育にくわしい人です。 わたしは初心者なので、専門用語を使わずに 中学生に話すように説明してください。 【水槽】〔60〕cm/立ち上げ〔12〕日目 【生き物】まだ入れていません 【今日の数値】 アンモニア 〔1.0〕ppm 亜硝酸 〔0.5〕ppm 硝酸塩 〔5〕ppm 比重 〔1.024〕/水温 〔25.5〕度 いまどの段階ですか。順調ですか。 魚を入れられるまで、あと何をすればいいですか。 今週やってはいけないことも教えてください。
AIの答えが、外れることもあります
便利ですが、いつも正しいわけではありません。生き物の名前をまちがえたり、日本では手に入らない商品をすすめてきたりします。わたしは、返ってきた答えが当たっていたかどうかも、そのまま記事に書いていくつもりです。おかしいと思ったら、お店の人にも聞いてください。
よくある質問
海水の水槽は、初心者にはむずかしいですか?
作業そのものは、むずかしくありません。むずかしく感じるのは、「待たないといけない」ことと、「測った数字の意味がわからない」ことの2つだと思います。
どちらも、知っていれば越えられます。手順どおりに進めて、数字は記録して見比べる。それだけで、はじめての人でもちゃんと飼えます。わたし自身、海水を始めてまだ1年です。
ぜんぶでいくらかかりますか? 毎月もかかりますか?
何日待てば、魚を入れられますか?
3〜4週間が目安です。ただし、日数で決めるものではありません。
決め手は検査キットの数字です。アンモニアと亜硝酸がどちらも0になり、硝酸塩が出ていれば完了です。早い水槽は3週間を切りますし、遅ければ5週間かかります。くわしくはステップ4に書きました。
夏のクーラーは、ぜったいに必要ですか?
多くの海水魚やサンゴは25〜27度くらいが適温で、28度を超えると弱りはじめます。日本の夏は、何もしないとこれを軽く超えます。
部屋のエアコンを24時間つけっぱなしにできるなら、水槽用クーラーなしでしのげることもあります。ただし、停電や外出でエアコンが止まった日に、取り返しがつきません。わたしは80,000円かけて入れました。いちばん高い買い物でした。
旅行で家を空けても大丈夫ですか?
2〜3日なら、だいたい大丈夫です。魚は数日食べなくても平気なことが多く、むしろ自動の餌やり機で入れすぎるほうが水を汚します。
こわいのは夏の水温と、機械が止まることです。1週間以上空けるなら、水温の管理をどうするかを先に決めてから出かけてください。
読み終えたら、まずは置き場所を決めるところからです
一気にそろえようとしなくて大丈夫です。つまずいたところは、これからこのサイトに1つずつ書いていきます。
